That’sアフリカ!なエチオピア南部めぐり①
- 2013.11.22
- 世界一周 アフリカ編
さて、ダナキル低地を終え、首都アディスに一度戻って来た後は、
10日間ほど、エチオピア南部めぐりをしていました。
エチオピア南部は、私のアフリカの師匠(Z先生)によると、
『我々のイメージするアフリカは、ここにしかない!』
というくらいの魅力的な場所とのこと。
気合いを入れて行ってきましたので、その辺り書いていきます。
まずは一路南へ。
地名だけじゃわかりにくいので、ロンプラの地図載せときます。
※画像編集能力なくてすみません。
(地球の○き方では、このあたりの記述はほとんどなく、地図もなし…)
アディスアベバから、朝6時発のバスに乗り、アルバミンチへ。
(10時間・約150ブル=750円)
アルバミンチは南部の交通の要となる場所です。
エチオピアでのバス移動にも慣れ、余裕の到着。
翌日はアルバミンチから近くのチェンチャという村へ。
その日は火曜日で、マーケットが開かれるというのです。
南部の見どころとして、各地のマーケットがあり、
近くの村などから何日もかけて民族が来たりするので、
マーケットを巡るのは効率的でもあり、庶民の生活も見れてよいのです。
◆チェンチャ
確かローカルバスで90分・10ブル=50円くらいだったと思います。
なかなかワイルドなことに私の前の席は背もたれが壊れてます笑
まだ早かったので人はぼちぼちで、卓球とサッカーのゲームが流行ってました。
アフリカ人卓球上手!
いい勝負したのですが、デュースで負けました…(5ブルの勝負で負けた!)
マーケットが始まるまで、村を散歩。
超のどかな田園風景が広がってます。
そして、こんな田舎でも、中国人が電話線を引いたため、みんな携帯を使ってます。
ビックリ!!
エチオピアのほとんどの道を作り、電線を作り、中国はまさにインフラですね。
きっと政府同士でガッツリいろんな手を握り合っているのでしょう。。。
コーヒーや、豆、とうもろこし、チーズなどの食料品がメインでした。
こんな色鮮やかな布も。
黒と赤のはこの辺一帯のもので、
このデザインの帽子など、町に同じデザインがあふれてました。
民族!という感じではなかったですが、とてものどかでいい雰囲気のマーケットで、
何だか癒された~!
チェンチャから戻った翌日は、またしても朝5時起きでバス停へ。
エチオピアのバスは本当に朝早い。
一路、南のジンカという街を目指します。約9時間・たしか100ブルくらい。
移動が続くと疲れます~。
ここで私はまたいい出会いが!
隣の席に座ったのは、Zenabuという学生。
眼の医者を目指す彼は英語堪能、頭脳明晰!
南部のトゥルミと言う村出身です。
私の南部巡りのプランを一緒に考えてくれたり、
(彼の意見で旅程を大幅に変更!)
バスで窓側の席を譲ってくれたり、車中、村の解説をしてくれたり、
その上1円も請求してこない爽やか青年!
日本では普通の事なのですが、エチオピアでは間違いなくナンバーワンいいオトコでした。
バスはのどかな田園風景を抜け、
(エチオピアは全土で本当に農業が盛んです
。とても美しい田園風景!)
いくつかの村を抜け、
道もアスファルトが大部分。
快適旅でついにJINKAへ。
◆ジンカ
ジンカに着いたら、今までの村よりはちょっと大きめの村です。
夕方も美しい!
牛も堂々たる歩きっぷりです笑
山の上にはミュージアムがあり、
少数民族の暮らしがわかる展示や、DVDが見れます。(入場料50ブル)
この中でも一番印象深かったのが、ムルシ族の一人にビデオカメラを渡し、
村の様子を撮影した60分ほどのドキュメンタリー。
観光客が村にやってきて困惑する民族の様子や、民族同士の対立、
彼らの物事の決め方などが印象的でした。
あるおばあちゃんは、
『私たちは動物じゃないんだから、
10円程度で写真を撮られて何だかすごく気分が悪い』
と叫んでました。そうですよね。彼らは普通の暮らしをしているだけなのに、
あまりに違うから観光客からものすごい数のシャッターをあびます。
でも観光客の文明を見ても、生活を全く変えようとしない民族の人たち。
彼らの生活にお邪魔する感覚、旅では当たり前なのですが、
改めて思いなおしたのでした。
さて翌日はまさにそのムルシ村に行きたかったのですが、
(ムルシ族の既婚女性は唇にお皿を入れることで有名です。
彼らは、ただ美しいという理由でプレートを入れているとのこと。
でも最近の若い人たちはやらない人もでているとDVDで嘆いていました)
ちょうどムルシ族とアリ族が抗争中で入れないというので、
抗争に関係のない近隣のアリ族の村にちょろっと行ってきました。
子どもも無邪気。この日は学校の授業で土を取ってきたようです。
粘土っぽかったですね。
この辺のコたちはカメラに慣れてなくて、カメラを向けると逃げ出します笑
と言う感じで、ムルシ村は超残念でしたが、
やむない事情なので、次に進むことにしました。
◆カイアファール
翌日の木曜日は、来るときに通過したカイアファールへ。マーケットです。
約90分・20ブル。
ついに民族!といった感じの民族に会えると、胸躍らせて行きます。
村についていきなり子どもに言われたのが、『YOU!YOU!!YOU!!!』の連呼。
オレの名前を呼ぶのは誰じゃ笑?と思って見ると、
習いたての英語で話しかけてきます。
彼らから見ると肌の色が違う人を見ると話しかけずにはいられないようです。
何人に名前を呼ばれたことか笑 まぁ私の名前がYUだからなのですが…
日本との文化の違いを感じます。
とにかくエチオピア人は人と人の距離が近い!!
※ちなみに道で会った時は右手で握手→右肩をぶつけ合うのが挨拶です笑
これも知らない人ともやります。僕も1日10回以上やることに。
自称ガイドを名乗る男もたくさん現れますが、適当にあしらって、マーケットへ。
カイアファールは、家畜マーケットと日曜品マーケットの2種類あります。
まずは家畜の方へ。
いきなりバンナ族発見!
ヤギや牛を物色しています。
彼らの必需品は、座っているカワイイ椅子と、家畜を縛るロープ。
みんなその2つを手にしています。
挨拶すると、まゆげをちょっと上げてみせるバンナ族の男たち。
そしてこっちから写真撮っていい?と聞かない限り、
向こうから『マネー・フォト』と一度も言われることはありませんでした。
オトコらしい!
一緒にコーヒーを飲んだり、牛を眺めたりしてぼーっとします。
記念に1枚。
彼らにカメラを渡して撮ってもらうにも、
タイミングがわからず、なかなか難しかったですね笑
その後、日用品マーケットへ。
こっちは打って変わって女の世界。
マーケットもカラフルでステキです。
食料品から、電池から、なんでもアリですね。
民族のアクセサリーや民芸品。
個人的に気に入ったのは、タイヤから作ったサンダル。
バンナ族みんな履いてるし。
50ブルと安かったのですが、靴ずれするのと、
超重いので、実は今処理に困ってます笑
そして、女性&子どもは先ほどのオトコ達とは逆にフォト&マネー連呼。
こんな感じ。
ハロウィーンみたいでちょっと萎えましたね。
と言う感じのマーケットでした。
青空の中、のんびりし、地元の人と触れあうマーケット。
THAT’S アフリカ!!と満足してジンカに帰ったのでした~。
と言う感じで南部前半戦終了。
後半戦は更に奥地へと進み、ハプニング満点でした~。
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