岩窟教会!ラリベラ!!
- 2013.11.01
- 世界一周 アフリカ編
バハルダールから、ミニバス(約4時間、185ブル)でガシェナまで。
そこから、ローカルバス(約3時間、30ブル)でラリベラに到着しました。
今回は大した事件は無く、
朝4時出発と言われていたのに、
朝3時にホテルの人が起こしに来たのが唯一のハプニングでした。
さて、ラリベラは、なんといっても一枚岩を彫って作った、
岩窟教会が世界遺産となっている町(というか村)です。
まずはその辺から書いてみましょう。
この岩窟教会ですが、入場料が今年の1月に急上昇しており、
4日間有効な入場券が、50ドルもします!!(それまでは350ブル=1750円)
まとまっている11個の教会で50ドルはやりすぎですね。
かなり財布に痛いですが、これを見るために来たので購入して行ってきました。
入って見ると、デカい!!
これが一枚岩かと思うと、やはり凄まじい!!
劣化を防ぐため、屋根が付いています。
最後の晩餐のアフリカバージョンもありました。
かなりしょぼい。。。
司祭とともにパチリ。
こんな感じの教会がたくさんあり、地下道でつながっていたりします。
全部つながっているという話ですが、一部しか通れませんでした。
石で作られているというのはやっぱり大迫力です。
本当に素晴らしい!
そして、中でも1つだけ雰囲気の違う教会があります。
聖ジョージ教会です。
これはカッコいい!!
道を入って行くとこんな感じで見えます。
エチオピアの観光案内とかでも、この絵はよく見ますね。
と言う感じで世界遺産の教会巡りを終了したのです。
(正確には、11の教会は2グループに分かれており、2日かけて行きました)
教会を出て、150年前くらいに作られたという村の家とかを見て回ってると、
声をかけてくる若者4人組が。
『これから地元のビール飲みに行くんだけど、行く?』とのこと。
面白そうなので付いて行きました。
店の前には、既に飲んでいる人たちが!
昼間っからいい雰囲気です。
中に入ると、おねーさんがでかいドラム缶からビールを注いで持ってきます。
この缶1つで10ブル(50円)。
だいたいコップ2.5杯くらいですね。
炭が浮いてます。
ちなみにビールの味は炭酸が弱かったですが、まぁまぁ美味しかったです。
でも店で売ってるやつの方がうまいかな…
地元の若者とカンパイし、
お互いの国歌を歌ったり、彼らが私にアブレと言う名前をくれたりで大騒ぎでした。
店を出たら、素敵な夕陽が。
高地だと酔いが回りやすく、とてもいい~気分になったのです。
他にやったこととしては、
山の頂上にあるアシュトン教会までトレッキングをしてきました。
往復3時間の道のりと言われ、
迷うからガイドを雇えと宿のおっちゃんが言うのですが、
(1人200~350ブル=1500円前後)
前日に村で会ったギルマという学生がフリーガイドするというので、彼と行きました。
彼は他の村人と比べ、英語を流暢にしゃべります。年は17。
その時点で一目置いてました。
登っている時、彼の話を聞きます。
(私はぜーぜー言っているため話せず、相槌を打つだけ)
大学に通いたいのだが、両親が亡くなっており、
同居しているおじさんおばさんは、
年をとっており、日銭を稼ぐのが精いっぱいで制服が買えない。
教会のガイドで金を稼ぎたいのだが、正式なガイドじゃないと追い出される。
(確かに、彼の家に行ったとき、非常に厳しそうで、
さらに私と教会付近を歩いていただけで彼はポリスに小突かれてました)
服は上下ワンセットしかない。ネイマール好き。
将来はエンジニアになりたいなど。
こりゃ、最後には金くれって言うんだろうなと思いながら登ります。
(この時は、コーラくらいおごってあげようと思ってました)
ツアーの一団と出くわしたり
(ツアーの人たちはロバに乗る場合もあります)。
そして標高は2000m超。
心臓はだいぶバクバク!
てか、ギルマ足速すぎ。心臓強すぎ。
17歳に負けてられないので僕も必死です。
途中、外国人に押し売りしてる村の人を見ます。
それを見て、ギルマは『ああいう商売のやり方はよくない。
エチオピア人として恥ずかしい』と言いだします。
こいつ、やるなぁ、と私はぜーぜーいいながら思います。
教会入場料は150ブル(750円)。
ここで私は考えました。
【どうせ教会は大したことないから、このお金をギルマにあげよう】と。
ただ、そのままあげるのも嫌だったので、彼を試します。
『中入りたいけど、高いなぁ、写真だけ撮っちゃダメ??』と受付にごねると、
しばらくしてギルマが私にささやきます。
『オレはタダで入れるから、写真撮ってくるよ』と。
私はこれで彼にお金を渡すことを決めました!!
彼はビシッと写真を撮ってきます。(予想通りただの岩窟教会でした)
帰り道、彼に入場料分(+α)を渡すと言うと、彼は泣いて喜んでくれました。
これで制服も教科書も買え、勉学に集中できると。
最後にメールアドレスを交換し、彼の飛躍を願って別れたのでした。
結局往復100分。未来ある若者との濃密な時間となりました。
そんな感じで世界遺産の村、ラリベラは終了。
次は、メケレという町に向かいます~。
ここはエチオピアで一番楽しみにしていた火山ツアーがあるところです!!
ワクワク!!
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