フレンドリー!ヨハネスブルグ!!
- 2014.01.11
- 世界一周 アフリカ編
さて、駆け足でケープタウンを回ったあとは、
ヨハネスブルグに移動してきました。
ヨハネスブルグは、
【世界一危険な街】とよく言われ、
たまにリアル北斗の拳なんてひどいことを言われる街です。
アフリカの最後に何かあっては嫌なので、
私もめっちゃ警戒して向かいました。
バスで約20時間。
着いたヨハネスブルグ中心街は、
大都会なのですが、人通りも少なく、薄暗く、確かになんだか怖いです。
バス停で降りるも、ビビっていたので、
そのままタクシーに乗車して宿に直行します。
私が止まった宿は、
SOWETO(South Western Township)にあります。
アパルトヘイトによって作り出された黒人居住区(タウンシップ)
の中にある宿なのです。
この宿が面白くて、
タウンシップの人たちを雇い、
タウンシップ内を自転車で回るツアーを主催しています。
車からでは見れない事があるだろう、と思い、
自転車ツアーのあるこの宿にしました。
さてその自転車ツアーについて書いてみます。
私は4時間の半日コースに参加しました。
参加者は9人。
(1日コースがよかったのですが、他の参加者がいなかったので、
4時間コースにさせられたのです)
まずは一番貧しい地区へ。
バラック小屋が並んでいます。
ゴミも散乱しており、かなり生活環境は厳しい。
すると、大人だけでなく、子ども達が『ハロー』といいながら、かけよってきます。
彼らが何を言うかと思ったら、
『オレの写真を撮ってくれ!』と言います。
撮ってあげると、めちゃくちゃ喜びます。
そして、抱き上げたりハイタッチするだけで、
これまためちゃくちゃ喜びます。
誰ひとり『お金くれ』と言わないことに、実は一番ビックリしました。
そう疑いながら接していた事を恥ずかしく思います。
その後、こんなプレハブの中でローカルビールを飲みました。
これは白人の警官に見つからないように飲んでいたモノが残っているとのこと。
真ん中の人が持っているボーリングの球みたいなのがビールです笑
ちょっとすっぱくてイマイチでした。。。
そして、彼らの食べ物である、牛の顔、と呼ばれる肉を食べます。
これは普通にうまい!
その後、一番貧しいソウェトのとなりに、
政府が新しい住宅を建てていました。
彼らが移り住むことができるように、と言うことなのですが、
高すぎてほとんど移動できていないとのこと。
なんともむちゃくちゃです。
それから、ヘクター・ピーターソン博物館へ。
ここは、1976年に、
中学の授業で自分たちの言葉を使うことを禁じられた学生がデモをし、
その際に警官に撃たれて無くなったヘクター・ピーターソンのお墓と博物館がある場所です。
立派な博物館(入場料30ランド=300円)
半日ツアーでは中に入れなかったので、午後に歩いて行きました。
自分たちがおかしいと思ったことに、
しっかり自分たちで立ち向かい、変えていく。
黒人の人たちが押さえつけられていたどうしようもない感情が、
爆発した様子が多くの写真とともにありました。
自分たちの権利を勝ち取って行った人たちを見て、
最初から当たり前のように暮らしている自分は弱くて甘い、と感じます。
その後は、先日亡くなってしまったネルソンマンデラさんの家を訪ねます。
実はマンデラハウスがあるこのVILAKAZI通り、
世界で唯一、ノーベル平和賞受賞者の家が2つある通りなのです。
※もう一人はトゥトゥ氏。反アパルトヘイトの中心人物です。
マンデラハウスにも、半日ツアーでは入れませんでしたので、
後から行きました。(入場料60ランド=600円)
これはボクシング世界チャンピオン、
シュガー・レイ・レナードがマンデラ氏に寄贈したベルト。
肖像画もたくさんありました。
マンデラ氏も、刑務所に入れられながらも、
自分の主張を曲げず、貫き通した。
どんな暴力に合おうとも、理不尽な事をされようとも、
戦い続けた人たちの姿がそこにはありました。
僕は黄色人種で、生まれてから肌の色で区別されたことはありません。
ただ、彼らは生まれつき抑圧されていた。
今でも、仕事などで黒人にとって不利な状況がところどころ残っているようです。
しかし、ソウェトに暮らす人たちが笑いながら明るく暮らしている様子をみて、
かなり意外に思いました。
いい方が悪いですが、もっとすさんでいるかと思った。
このままいい方向に回って行けばいいですね。
(帰りのタクシーの運転手さん曰く、マンデラさんの死後、
経済全体が上向いているとのこと。観光客も増えているようです)
ということでソウェトのみでしたが、
ヨハネスブルグは終了。
そしてアフリカは終了です。
3ヶ月間、本当にアフリカの人たちにはお世話になりました。
最初は怖かったアフリカ。
今も怖くないと言えばウソになりますが、
アフリカに対して持っていた先入観があまりにも大きかったことに気付きました。
本当にありがとう!
そして、必ずまた来ます。
ということで、アフリカ大陸を離れ、香港経由でインドへ向かいます~!
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