キューバって??
- 2013.09.11
- 世界一周 中米編
社会主義で成功していると言われている国、キューバ。
自分は行ってみたものの、社会主義だからどうだこうだ、
ということはあまり感じませんでした。
10日間という短い間でしたが、感じたことを少し書いてみます。
・2重通貨ってなんだ
まずは生活の基本、お金から。
CUCとCUP、キューバには2つのお金があります。
CUCは観光客用で、1CUC≒1アメリカドル
CUPは地元民用で、1CUC=24CUP
です。
我々が普段行く店は、CUCしか使えません。
また、ちょっと路地を入ったところや、田舎街では、
CUPのお店がたくさんあります。
ハンバーガー2CUP(約8円)の店もあります。
この状況、かなり妙です。
一方、生活必需品の油などは、CUCでしか売っていません。
となると、みんなCUCの獲得を目指すことになります。
CUCは外国人が持っているので、外国人向けの商売をせねば、
CUCの獲得は非常に難しいです。
個人だと、家か車を持っている人が外貨を獲得でき、
だいぶ裕福な暮らしをしているように思えます。
家を持っている人はCASA(宿)、車を持っている人はタクシーといった具合。
社会主義なのに、資本主義的要素が垣間見え、
何がなんだかわからなくなってきます。
ということで次のテーマへ。
・社会主義国ってなんだ??
結局わからなかったのが、社会主義国ということ。
自分の所有物が国有化されている状況ということですよね。
その辺、私のつたないスペイン語で会話した状況だと、
どうやら家や車は個人が所有しており、その分高い税金を納めている、
といったイメージでした。
上述したように、持ち物を持っている人が、
その所有物を使って外貨を稼いでいる。
外貨を獲得した人は贅沢な暮らしができている。
スーパーとかも、街中に行くと、品揃えは全然ないにも関わらず、
CUCを持っている人はなんでも持ってます。
これってみんな平等ではないし、社会主義なの??
むしろ資本主義社会といっしょじゃん。
と思います。
どこまでが自分のお金なのか??
という部分、もうちょっと突っ込んで聞いてみたかった。
また、病院なども無料のよう。
浮浪者も少ないように思えます。
どこまでが生活保障なのか?
全ての人に生活保障があるのか、など、わからないことだらけ。
社会主義は、教育も無料のはずでよね。
これはスペイン語ができる人から聞いたのですが、
キューバ人は口が悪い、とのこと。
わからんと思ってスペ語で平気で悪口を言いまくっているようです。
こういった事態は、教育がしっかりしていない国に多いような気がします。
無料の分、質は低いのでしょうか。
う~む。
だれか教えてほしいっす。。。
・老人が元気な国
キューバは、お年寄りが元気だ、と感じます。
タイコをたたいたり、踊ったり、酒を飲んだり・・・
人生を楽しもうという気持ちが強いように感じます。
若い人ももちろん元気なのですが、お年寄りが目立ちます。
これはつまり、お年寄りが働いていて、
若い人がちゃんと働いていないということでしょうか。。
その状況だと、国の未来が危ぶまれる気もしますが、
大丈夫なのでしょうか。
・急速に西洋化してきている
キューバといえばクラシックカー、という印象ですが、
実はそればかりではありません。特にハバナ。
韓国系では、ヒュンダイやキアなどもかなりたくさん走ってます。
携帯に関しても、かなり多くの人がスマホを手にしていて、
街中の携帯ショップは人でごった返してます。
CASAに行くと、薄型液晶テレビの大きいのが置いてあり、
パソコンやプレステなんかもあります。
これって日本と一緒じゃん!!
とにかくこの辺は衝撃でした。
逆に、wi-fiがゼロだったりする点はビックリでしたが。
現在も外国資本が入ってきているのを強く感じます。
もし、カストロが亡くなったり、現在のトップ、カストロ弟が亡くなったりしたら、
社会主義で成功しているとは言え、私には資本主義に近いようにも見え、
若い人々は豊かになりたい気持ちも非常に強く、
外国資本が多く流入しそうな感じがしました。
という感じで、急速に変わりつつある国キューバ、
私にもっともっと勉強が必要ですが、
現在の状況を感じられて本当によかった。
変わりつつありながら、古き良きものが残ってます。
また数年後に訪れて違いを感じたいものですね。
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