オリンピックのライバル!マドリード②(スポーツ編)
- 2013.09.29
- 世界一周 ヨーロッパ編
芸術と食におぼれているマドリード、
でも、やっぱりスポーツでしょ。
ってことで、そこらへんについて書いてみます。
おおきく2つです。
①レアルマドリード
②闘牛
です。
①レアルマドリード
言わずと知れた、超ビッグクラブ!!
スペインリーグでも、バルセロナと肩を並べて有名です。
マドリードといえばレアル、ってことで、
まずはバルセロナの時と同様、スタジアムツアーに行ってきました。
スタジアムはベルナベウスタジアム。ツアーはなんと19ユーロ。高い!!!
まずはスタジアム一番上から全体を見渡した後、博物館へ。
過去の名選手の映像から始まり、
(ラウル・ジダンあたりが一番大きくフィーチャーされてた気がします。私の世代ですね)
またしてもサッカー界の聖杯も。
そして、ロッカールーム。
ひとりひとり、ロッカーの場所が決まっているようです。
そして、エミレーツシートなるボックス席も。
なんだか前に画面がついてて、飛行機の座席みたい。
って感じでスタジアムツアー終了。
そこでテンションをあげたまま、今度は試合を見に行きます。
土曜の22時開始という、結構テンションの高いスケジュール。
しかも、同じマドリードを拠点とする、
アトレティコマドリーとのマドリードダービーということもあり、
観客全体的にテンション高めに思えます。
今回の席は、ちょっと遠目。(これでも110ユーロ)
バルセロナの試合よりもかなり高く、チケット買えない・・・
さて試合の方はというと、アトレチコの組織力が素晴らしく、
レアルは全く本来のサッカーができません。
バルセロナの完ぺきな試合を見た後に見たからでしょうか、
レアルのレベルが低く見えました。
(実際にミスも非常に多く、チームとして未完成な感じを受けました)
結局1-0でアトレチコがアウェーで勝利!!
アトレチコの方はすばらしい試合運びだったと思います。
観客はかなりストレスをためて、競技場を後にしたのでした。
終了は24時。さすがに疲れた~。
②闘牛
友達から、闘牛はう~ん・・・と聞いていたので、
(詳しくはhttp://junjun2310.bunj.in/?p=3580へ)
どうしようかなぁ、と思っていたのですが、
とりあえずこの目で見てみて判断しよう、と思い、行ってきました。
まず闘牛は18時半開始。
昼間にやると思っていた私はここにビックリ。
席は、ピンキリですが、
一番良く見える場所の、中段にしました。(18ユーロくらい)
写真だとガラガラに見えますが、
こっち側の、真ん中から下くらいは埋まってます。
でもたぶんほとんどが観光客で、
地元のレギュラー客は1割くらいか・・・
と感じました。
では簡単に闘牛の流れを。
①闘牛場に牛が入ると、
ピンクの布を持った下っ端が興奮させます。
②ちょっとすると、馬+槍のおじさんが出てきて、
牛が突っ込んできたところを、ブスリ!
牛が全力で突っ込むのですが、防具をつけた馬は倒れることがありません。
かなり押し込まれますが。
馬もすごい馬力です!!
③次は、小さな銛を持った人が1人2本づつ3人、銛をブスリ!
この人たちが一番命張ってる感はありました。
牛にかなり接近します。
④最後にマタドール登場
まずは牛をいなします。
踊っているようです。
観客からの拍手も。
牛は、何度も刺されていることもあり、血だらけ。
一度だけマタドールが牛の角に引っ掛けられ、投げられた場面もあり、
ハラハラ!牛も命がけです。
⑤そして、トドメの一撃
これは、剣を首のつけねくらいにさす瞬間
この後、ピンクの布を持った人が回りを廻って
闘牛の様子を見ていると、急所を突かれた牛は座り込みます。
そして最後に、小さいナイフでコメカミを刺して終了。
牛は馬に曳かれて出ていきます。
なんとこれを6回も繰り返して、終了は9時ごろ。
約2時間半ですね。
というのが、闘牛の流れ。
こっからが私が思ったこと。
・生と死
最初はめちゃくちゃ勢いよく走りまわっている牛が、
どんどん勢いをなくし、最後は倒れてしまう。
牛は愚直にまっすぐ赤い布を目指して突っ込むだけです。
命をかけた場面は感動し、興奮します。
途中でマタドールが吹っ飛ばされたのを見て、
彼も牛も命がけのことを知ったのですが・・・
どうも命をかけているのが牛だけに思えるような闘牛でした。
それがマタドールの技術と言われれば確かにそうでもあります。
(下の残酷だという意見につながりますが)
・残酷
これを見た多くの人が思うでしょうが、残酷です。
血が流れているのを長い間走らせ、一対多数で仕留める感じ。
まるで原始時代の狩りみたいです。
牛の痛みを少なくして殺すことができるのに、
苦しませて殺す、みたいに見えます。
近くで見ていた女性も、かわいそうだ、と連呼していました。
(スペイン語なので、ホントかわかりませんが)
・今後
私が見た闘牛は、観客は全体の2割くらいしか入っていませんでした。
毎回これだとすると、人気も陰りが出ているということでしょう。
(満員になるものだと思ってました)
実際バルセロナでは、動物愛護の視点から、禁止となっていました。
先日は3000人入ってて、1人の入場料平均が30ユーロとすると、
90000ユーロ(1200万円弱)ですね。
人件費など考えても、
これでは週1回の興業では結構厳しいと思います。
今後続いていくかは難しい方向になって行くのでしょうね。
個人的には、また行くか?と言われると、
サッカーに行くわ!と答えます。
継続はどう思うか?と聞かれると、
文化が終わるのはとても悲しいことですが、
人々が見に来ないのであれば(ペイしないのであれば)、
辞めてしまうべきではないかと。
まだ人が見に来る(ということは、文化として残す価値がある)、
と人が思うなら、規模を縮小しつつ続ければいいのではないかと思います。
(今の半分の1日3頭くらいにしてほしい)
ということで、
マドリードスポーツ編終了。
次回は、マドリードから日帰りで行った城壁の街についてです~
。
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